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    PACSについて

                                             診療報酬請求課 電算担当


*PACSとは*

 PACS(Picture Archiving and Communication System)とは、レントゲン写真などの医療用画像データをネットワークでやりとりすることを言います。
 病院内で発生する画像データを従来のフィルム形式からパソコンに画面表示することにより様々なメリットを生み出すものです。簡単に言うと、従来のレントゲン写真をシャウカステン(写真を見るための蛍光灯の装置)にかけて診断することが原則としてなくなり、パソコンの画面で見ていくもので、フィルムに劣らない高品位な画像が、いつでもどこでも参照することが可能となります。 イラスト1
 当院も平成20年2月より、CT・ MRI・ レントゲン装置等を医療用画像サーバーに接続し、画像データはサーバーというコンピュータにデジタル保管されるので、フィルム保管と比べて画質劣化がなく、電子カルテのネットワークに接続されたすべてのパソコンから画像の参照が可能になりました。
 PACSの導入により、レントゲンフィルムを出力しない運用を行っていますので、(対応していない機器はフィルムを出力) このことにより、フィルムの持ち運びがいらなくなり、管理・保管場所についての業務が効率化と合理化が図られます。

*当院の画像デジタル管理は*

 当院の画像デジタル管理は、平成13年10月より一般撮影装置を電子化し画像を保管・管理を始め、フィルムと併用したミニPACSを導入しました。今回のシステム導入に伴い画像検査機器については、一般撮影を始め、X線TV、CT、MRI、RI、血管撮影装置、マンモグラフィ、歯科パノラマ、内視鏡検査装置等と、いずれの画像もデジタル保管をしており、電子カルテと連動して院内各部署で見ることができます。
イラスト2 今回のシステムでは、病院各端末での画像はクオリティの劣る参照画像ではなく、読影室で観察するのと「同じ品質」のデジタル画像を臨床現場へ提供し、拡大や階調処理などのviewerの機能を駆使することによりモニター診断により‘診断機能の向上’を図っています。なお、放射線科に依頼された検査はすべて電子カルテ上で報告書を付けています。

                                            2008年春 41号 広報掲載




                      

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